療育手帳（りょういくてちょう）（障害者手帳（しょうがいしゃてちょう））のカード化（か）について

　二十数年前（にじゅうすうねんまえ）から、本人（ほんにん）の分科会（ぶんかかい）、本人大会（ほんにんたいかい）などで、療育手帳（りょういくてちょう）にかんして本人決議（ほんにんけつぎ）で「色（いろ）や形（かたち）、名称（めいしょう）を全国（ぜんこく）で統一（とういつ）してほしい」「カード化（か）してほしい」と要望（ようぼう）していました。

　数年前（すうねんまえ）、山口県(やまぐちけん)が療育手帳（りょういくてちょう）のカード化（か）を全国（ぜんこく）ではじめて実現（じつげん）しました。カードにするのか、いままでの手帳（てちょう）ようしきにするかは、本人（ほんにん）の希望（きぼう）によって、えらべる事（こと）になりました。

　昨年（さくねん）、身体障害者手帳（しんたいしょうがいしゃてちょう）、精神障害保健手帳（せいしんしょうがいほけんてちょう）の様式（ようしき）でカード化（か）が可能（かのう）になるような法律改正（ほうりつかいせい）がありました。

　したがって都道府県（とどうふけん）、札幌市（さっぽろし）のような政令指定都市（せいれいしていとし）で手帳（てちょう）をカード化（か）することは可能（かのう）になりました。もちろんカードを希望（きぼう）するか、手帳（てちょう）を希望（きぼう）するかは本人（ほんにん）の意思決定（いしけってい）にまかされます。

　今回（こんかい）の本人決議（ほんにんけつぎ）ではこのような経過（けいか）があったのでカード化（か）に関（かん）する文書（ぶんしょう）はのせませんでした。

　なお、北海道（ほっかいどう）は手帳（てちょう）のビニール表紙（ひょうし）をレンガ色（いろ）、札幌市（さっぽろし）はライラック色（いろ）に新（あたら）しくなっています。形（かたち）や色（いろ）で障害（しょうがい）がわからないように改善（かいぜん）されています。

2019年7月27・28日
名寄大会本人大会実行委員会（なよろたいかいほんにんたいかいじっこういいんかい）・支援者（しえんしゃ）

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